実店舗の在庫をネットショップに表示すると何が変わるか — OMO時代の「店舗在庫の見える化」
「ネットで見て、店で買う」お客様は、商品ページで在庫を確かめたい。その導線を用意しているショップは意外と少なく、多くのお客様は電話をかけるか、諦めるか、他店で買うかを選んでいます。
お客様は商品ページで「店舗にあるか」を知りたい
ネットで商品を調べてから実店舗で買う行動(ウェブルーミング)は、アパレル・雑貨・バッグのように「手に取って選びたい」商品ほど強く出ます。このとき商品ページに店舗在庫が出ていれば、お客様はそのまま来店できます。出ていなければ、店舗に電話をするか、来店したのに在庫がなくてがっかりするか、諦めて別のショップで買うことになります。
店舗在庫を表示する3つの効果
1. 来店につながる
「近くの○○店に在庫あり」が見えれば、来店の心理的ハードルが下がります。特に EC 側の在庫が切れているとき、店舗在庫の表示は離脱を来店に変える唯一の導線になります。
2. 店舗への在庫問い合わせが減る
「この商品、在庫ありますか?」の電話は、接客中のスタッフの手を止めます。商品ページに店舗別の在庫が出ていれば、お客様は自分で確認でき、店舗はレジと接客に集中できます。
3. EC在庫切れ=売り逃し、を防ぐ
EC の倉庫在庫がゼロでも、店舗には残っていることは珍しくありません。それが見えないだけで、来店も購入も逃しています。店舗在庫の表示は、この「見えない売り逃し」を拾います。
運用設計のポイント
数値ではなく「○/△/✕」で見せる
在庫数をそのまま出すと、POS の在庫数と店頭の実数がわずかにずれるだけでクレームの原因になります。「○(あり)」「△(残りわずか)」「✕(なし)」の3段階にし、△ のしきい値(例:1点以下)を運用に合わせて決めるのが実務的です。
見せない在庫を決める
POS 上の「店舗」には、倉庫・催事・撮影用・修理待ちなどお客様に見せるべきでない在庫も含まれます。表示する店舗を明示的に選び、それ以外は出さない設計にします。
取り置き・受け取りの案内をセットにする
在庫が見えたお客様の次の行動は「取り置きできますか?」です。ポップアップの中に「お取り置きは店舗へお電話ください」「1週間以内にご来店がない場合はキャンセル」のような案内を添えると、店舗側の運用も揃います。
地域でまとめる
店舗が10を超えると一覧は長くなります。北海道・東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州・沖縄のように地域で折りたたむと、お客様は自分の地域だけを開いて確認できます。
効果をどう測るか
導入後は、少なくとも次の3つを見ておくと判断材料になります。
- 商品ページでの「店舗在庫を確認」ボタンの利用回数(=店舗在庫を知りたかった人の数)
- 店舗への在庫問い合わせ件数の変化(店舗スタッフに聞くだけでも十分)
- EC 在庫切れ商品のページからの離脱の変化
数字を追いすぎる必要はありません。「在庫ありますか?」の電話が目に見えて減れば、それが効果です。
始め方
スマレジのようにクラウド型 POS で店舗在庫を一元管理しているショップなら、店舗在庫の表示は「在庫を同期する」よりずっと軽い取り組みです。POS の在庫を読み取って商品ページに表示するだけで、POS 側の運用も EC 側の在庫管理も変えずに始められます。
関連:スマレジの店舗在庫をECサイトに表示する方法【FutureShop対応】
スマレジの店舗在庫を、今日からECの商品ページに
ShopStock は表示専用の店舗在庫連携です。月額 ¥11,000(税込)、初期設定費はキャンペーン中 ¥0。オンラインで申し込み、管理画面の手順に沿って設定、商品ページにタグ1行で公開できます。
今すぐ始める →